茨城県水戸市 浄土真宗大谷派 光円寺/墓地分譲・永代供養等承ります

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平和を願う会

72年前の8月1日、茨城県水戸市は焼け野原となりました。 
当山光円寺は、直撃は免れたものの、焼夷弾の破片で火の粉が飛んできたそうです。
そのときの焼夷弾の爪痕が残るモチノキが72年の時を超え、今も境内にあります。
当時本堂には陸軍兵が駐在しており、その兵士の方々の消火活動のおかげで本堂の火災は避けることが出来ました。
6年前の東日本大震災でも本堂は甚大な被害を受けました。ご門徒の皆様のお力添えで何とか復興することが出来、戦争と震災という2つの大きな苦難を乗り越え、今も私たちの願いと共に本堂は残っていてくれています。
そんな歴史がある光円寺では毎年8月1日に平和を願う日を設けています。今年はお経に親しむ会の中で平和を願う会を開催致しました。
勤行も前に参加された方おひとりずつ献灯をして頂きました。戦争で命を亡くした方々を通して今ある平和への改めて感謝し、また東日本大震災で亡くなった方々への哀悼の気持ちで心を込めて献灯、勤行を行いました。
後半は実際に戦争を体験したご門徒さんの話を伺うことが出来ました。今回のように直接お話を伺うことが出来るのは今の時代とても貴重な機会です。
戦争を経験していない私たちの世代がどのように戦争を語り継いで平和の大切さを後世に伝えていくかということは大きな課題のように思います。  <文 若坊守>