まだまだ寒い日が続きますが、昨日は立春でした。早いもので暦の上ではもう春ということになりますね。
境内の梅も少しずつ開花してきています。夏のうだるような暑さを耐え、冬の厳しい寒さを超えて毎年綺麗な花を咲かせてくれる植物たちの生命力の強さには関心させられます。強い生命力といえば、我が家のキッチンで栽培している野菜たちも元気いっぱい育っています!使用後の豆苗の根をお水に入れておくと、2回、3回と収穫できるという事は知っていたのですが、ネギやカブもいつもは捨てている部分を植えてみると再生できると教えて頂き、栽培してみました。すると、新しい葉がちゃんと育ってきたのです。ありがたく頂こうと思います。
こうやって、おいしく食べられる野菜や、綺麗な花を咲かせてくれる植物たちに対しては、「すごいすごい」と感心して嬉しくなるものですが、抜いても抜いても生えてくる雑草たちに対して「また生えてきた」と嫌気がさしてしまうことが度々あります。雑草たちも光合成をしてしっかり自然に還元してくれている大切な存在であるのに。そして「雑草」とひとくくりに呼んでいるけど、本当は1つ1つ名前があるのです。
自分にとって都合の良いものは「素敵」で、都合の悪いものは「邪魔」になる・・・・。ちょっと立ち止まってみると、とてもつもなく自分勝手な考え方で生活していると気づくことが度々あります。
それが良いとか悪いとかではなくて、ちょっと立ち止まってみると、今まで見えなかった「けしき」に気づくことがあります。
まだ見たことのない「けしき」に出逢うきっかけになるかもしれない、「言の葉カ-ド」はおすすめです。寺務所内に置いてあります。どうぞお気軽にお持ち帰りください。 <文 若坊守>