数日前より本堂前に植えてある蓮の花が次々開花しています!色の濃い「古代蓮」は、例年8月頃に開花するので今年はとても早い開花です☆
真夏に咲くイメ-ジのある蓮なので、梅雨空の下咲いている光景は新鮮です。
蓮の花は仏教のシンボル花とされています。仏具にも蓮の花が描かれているものが多くあり、極楽浄土の絵には蓮の絵が描かれています。それは、「阿弥陀経」というお経の中で、極楽浄土には蓮の花が咲いていると説かれているところに由来しています。蓮の花は極楽浄土へ生まれられる人の特徴を表していてその特徴5つの内容が説かれています。詳細は割愛させて頂きますが、お経にはそんな色々な教えが込められています。普段法要では何気なく聞かれている方も多いかもしれませんが、それぞれのお経には全てお釈迦様の教えがたくさんつまっているのです。お釈迦様が生きた時代から長い時が経ちましたが、今まで大切に受け継がれてきたその教えがより多くの方に届きますよう、念じております。
蓮の花は午後には萎んできてしまいますので、お花見は午前中早めの時間がおすすめです。 <文 若坊守>